
ジロをなくして間もない頃、県内のあるブリーダーでフレンチブルドッグのカワイイ子が生まれたのを知り、見学を申し込んだが、問い合わせた仔犬(パイド)にはもう既に何件もの引き合いがあって、おそらく僕達の元へは来ないだろうとわかっていた。
でもそのブリーダーに興味があったのでとにかく子犬たちを見に行くことにした。そこには、その人気のパイドの子の他に兄弟犬のブリンドルの子がいた。
予想通りパイドの子は別のウチに引き取られることになり、僕たちはそのブリンドルの子を迎えることにした。それがモンターニャ(モンちゃん)である。
左がモンターニャ実はそのブリーダーはジロの親犬の出身犬舎で、そこの親犬たちにも会ってみたかった。僕達が行くと親犬たちは一斉に吠えて挨拶してくれたが、その中にジロとよく似た声のフレンチブルドッグがいて、それがモンちゃんの父犬だったのだった。果たしてモンちゃんはジロと血縁があったというわけである。
結局見学だけのつもりで行ったその日にモンターニャを連れて帰って、フレンチブルドッグ二頭との生活が再び始まったのだった。
右がモンちゃんモンちゃんは今や1歳2ヵ月になるけれど、モンターニャとジロの二匹は背格好や性格が似ているわけでもないようだけれど、モンちゃんもジロと同じようにトビーを慕って、同じくらいトビーを手こずらせて、よく似た様子で寄り添うようになったのだった。
