2008.12.18 Thu
誤飲の顛末1

今回、どのようにトビーが誤飲に至ったのか、そしてどのような対応がなされたのか、その顛末をここに記そうと思う。
12月12日、我々はシェリル・クロウのライブを鑑賞に都内のJCBホールに行く前に、池袋のペットホテルにトビーを預けに寄った。
そこは、そのときは2回目の利用だった。
トビーのシャンプーを頼んでショートステイさせている間にそれは起きたのだった。
パッと見るかぎり、犬たちがとても楽しそうにしていて微笑ましいが結局放任されているだけであった。きちんと管理できないならそれぞれケージに入れるべきであろう。
そんな状態で事故は起きた。
我々が去ってからそれほど時間が経たないうちに、監視の目のない中自由に遊んでいたトビーは、遊んでいたぬいぐるみを飲み込んだ。それをお店に偶然居合わせた客の一人がそのペットホテルのスタッフに「この子何か食べたみたい」と伝えた。
そのスタッフ、実は正規の従業員ではなく研修生であったため、事の重大性を認識せずすぐに他のスタッフに報告しなかった。その間にトビーは何事もなかったかのようにシャンプーをされた。
その研修生は結局3時間あまり経ってから他のスタッフに思い出したようにトビーの誤飲のことを報告した。それからペットホテルは慌ててそこのオーナーに連絡し急いでオーナーが駆けつけることになった。ちょうどその頃我々もライブが終わってトビーを引き取りにペットホテルに着いた。
我々がペットホテルに着いて説明を受けた内容は下記の通りである:
■ある客の指摘により、トビーはおもちゃ(ぬいぐるみ)を飲み込んだらしい。(その客は帰ってしまった)
■その客から指摘されたのが研修生であり、研修生がそのことを3時間あまり誰にも報告しなかった。
■そのおもちゃは別の客がいらないと置いていったパピー用のおもちゃで、同じものはここにはない(ので本当のサイズ、形状、弾力、材質などがわからなかった)。
■その(あったはずの)おもちゃは今は見当たらない(ので飲んだかも知れない)。
■スタッフの中で飲み込んだところを見た者はいない(ので飲んでないかも知れない)。
オーナーやスタッフは平身低頭してわびているし、何とかしてあげようと思っている様子は現れている。
とりあえず近所の動物病院に行って診てもらうことにした。
そこの動物病院では下記のように言われた:
●ぬいぐるみのようなものがレントゲンに写ることはほとんどない。
●もしかするとウンチと一緒に出るかも知れない。もしウンチと一緒に出すんだったら食べ物をしっかり摂った方が良い。繊維質なものならなお良い。
●飲んだ確証がない状態で手術はできないので、内視鏡のある病院で診てもらうのもひとつの手である。(全身麻酔になる)
●もうひとつの方法は経過を見て、吐いたりするなどの症状が出るまで待つ。
結局その動物病院ではできることは特になく、我々は病院を後にした。
ペットホテルオーナーは、ペットホテルで預かって経過を見ることを提案してくれたが、経過を見ることなら我々でもできるし、自宅から遠いのでそれを断りトビーを連れて帰ることにした。
その後ペットホテルからのFAXでペットホテルのカメラ映像にトビーがおもちゃを飲み込んだことが映っていたと報告があり、また翌朝になってトビーが嘔吐を何回も繰り返したことから誤飲をしたこと、それによりトビーの体が変調を来していることは明らかになった。
犬専門に預かってくれ24時間営業をうたうペットホテルでまさかスタッフの目の届かないところで小さなおもちゃと一緒に放置されようとは思いもしなかったし、トビーがおもちゃと楽しそうに遊んでいる光景を疑問に思わなかった自分たちは甘かった。

今回の事故にはいくつかの不運といくつかのラッキーがあった。もしあと一つでも不運が多かったら、この可愛いトビーはいなかったかもしれない。
そのペットホテルが今回のことから学習し、同じような事故が再び起きないことを切に願う。

| トビーの記録 | 20:04 | comments:3 | trackbacks:0 | TOP↑
本当にありがとう
のび~トビ~にアクセスして下さったみなさま、ありがとうございます。
トビーの今回の誤飲事故に関してご心配をおかけして申し訳なく思います。
誤飲から一週間経ちました。
突然の事態に茫然としがちになりながらも、
トビー自身が生きようとする力を信じてここまできました。
トビーがいまここにいる、ということを心から有り難く思います。
本当に、ありがとう、ありがとう。
| とび主 | 2008/12/19 22:10 | URL | ≫ EDIT